mycelithyl-conidia

互連網上概念拡散仮想六角錐

ノリと勢いだけで はてなブログ を開設した。

毎度お馴染み まいせりしるき です。 初めましてのひとは初めまして!

毎度お馴染み。かもしれない。

 タイトルの通りです。その勢いのまま最初の記事も書いてしまおうという魂胆です。特にネタは無いので ――というのは嘘で、そのうちブログなりnoteなり自分のホームページなりにまとめたいなぁと思いつつ全く手を付けていないアイデアだけは無限にあるのですが―― とりあえずここを自己紹介代わりとすべくつらつらと書いて行こうかなと思います。

仮想存在電脳六角柱形緑柱石結晶

この文言を思い出せなくてTwitter*1のプロフィールページを見に行ってしまった。

 2024年現在、自分がインターネットで活動する時はこれを名乗っています。名乗る…… というのとは厳密には違って、種族名みたいなものです。インターネットというのは人間あるいは人間でない知的存在や非知的存在が跋扈する地ですから、自分の種族を明かしておくことは大事なんですね。そういうわけでほとんどの場合一人称は ぼく ですが、奇を衒いたい時に 弊柱 とか 当石 とか言い出します。よろしくね

 それで、名前すなわちハンドルネームとしては Mycelithyl を使っております。ぼくが自分の名前について特に定めている事項は基本的にはこの表記だけです。したがって、これをどう読むかは読み手の自由ですが、参考のため日本語表記として まいせりしるき を定めることにしています。最後の「き」はどこから出てきたんだ? という疑問については、説明しようとすると無駄に面倒なハンドルネームの由来と関わりがあるので(忘れていなければ)後述します。

ハンドルネームの由来 と 興味分野

 もう少し書き進めてから触れるつもりでいたけど、普通にこの流れで書くのが楽だから忘れるまでもなく書き始めてしまった。

Mycelithyl というのは、

  • キノコや真菌を意味するギリシャ語"mykēs"に由来する"myco-"(母音の前では"myc-")
  • 石や岩を意味するラテン語"-lithus"に由来する"-lith"
  • 化学において置換基などを意味する接尾辞"-yl"

を組み合わせた架空英単語です。

 なぜこんな珍妙な名前の由来なのかですが、自分が命名にやたら凝るという他に、命名当時ハマっていたコンテンツの影響があります。そして、定めた名は翻って体を表し、図るとも図らずとも各要素がぼく自身の興味分野や特徴・性質に何かしら関連しているという不思議な縁があります。それも合わせてご紹介しましょう。

 例えば、こんな架空英単語を作ってしまうことから既に 言語学 に興味があることが見て取れますね。最初に取り上げる興味分野にしては専門の勉強をしているわけでも特に詳しいわけでもないのですが、いつかちゃんと取り組みたいな…… と思いつつ放置したままになっています。興味だけはあるのでこの手の話には食いつきますし、言語は日常生活の中でも常に使われるものなのでふとした疑問をいちいち考えたりしています。

myce- の由来

以下、マイクラ好きにしか通じない無駄に長いオタク語り注意

 YouTubeにおけるMinecraft実況プレイで、全世界的にも最古参シリーズの一つであるHermitcraftをご存じでしょうか? 詳しい情報は公式サイトとか非公式Wikiとかがあるので省きますが、とにかく物凄く息が長いながら有名実況者を次々に取り込んで*2今なお人気を保ち続けているスゴイマイクラ実況シリーズなのです。気になったひとはHermitcraftを勧める記事の中でも珍しく日本語で書かれたものがあるのでまずは読んでみて良さを知っていくと良いと思います(奇妙な文)(沼に沈めるオタク)。

 このシリーズはSeason 1から10(記事執筆現在、今後もどんどん増えていくぞ!)まであるのですが、自分はSeason 7の頃にドハマりして、暇さえあれば視聴するほど好きでした。といっても、同じサーバー上で十数人~数十人規模のマルチプレイが行われているので全員の実況を追えるわけもなく、Mumbo Jumboというひとのチャンネルを中心に見ていました。このひとと仲の良い実況者であるGrianはマイクラマルチで他のプレイヤーに対して悪戯を仕掛けるのに定評があるひとで、このSeason 7期間中も相変わらずいろんなプレイヤーを巻き込んで実況映えする妙なことをいろいろやっていました。

 Season 7が行われていたマップでは活動圏の中心にキノコ島があり、マイクラに詳しい方なら知っていると思いますが敵Mobが湧かないので、ここを商業地区*3に割り当てて各プレイヤーに自由に出店させ、湧き潰しの必要がない貴重なエリアを共有して使おう、という取り決めがなされていました。そこで、この商業地区全体の管理を担う市長を選挙で選ぼうという話になって、結果GoodTimesWithScarというひとが選ばれました。彼はマイクラ建築の中でも自然の地形を模した有機的なデザインを得意とするプレイヤーであることもあり、キノコ島の地表に蔓延する菌糸ブロックの見た目の悪さと、キノコ島バイオームにおける草ブロックの類稀なる鮮緑を鑑みて、景観改善のため、市長権限で菌糸ブロックを剥ぎ取り草ブロックに置き換える法令(?)を出したのです。

 これに反発(というのは半分冗談で、単に面白がってやっているだけなのですが)したのが先述のGrianで、キノコ島に菌糸ブロックを取り戻すべく仲間(他の実況者)を集めてMycelium Resistanceという勢力を結成します。このMyceliumというのが菌糸の英語名で、英語版Minecraftにおける菌糸ブロックの名称にも使われています。こうしてGrainを筆頭とするレジスタンス派と、GoodTimesWithScarを中心とする市長派に分かれて内乱・Turf Warが勃発するというのがSeason 7後半の主な流れなのですが……、この辺りで留めておきましょう。結果どうなったのかはご自分で動画(GrainのSeason 7実況動画再生リストはこちら)を視聴して確認してください(流れるような布教)。

オタク語りここまで

 さて、当時これを躍起になって視聴していた自分は、菌糸の英語名を初めて知ったこともあってMyceliumという単語の響きを大変面白がっており、ちょうどその頃インターネットで活動するにあたって新たに*4ハンドルネームを設けようというところだったので、構成要素として"myce-"を採用したのです。

 この話から、自分は 英語圏YouTube を視聴するのが趣味であることが窺えますね。肝心のHermitcraftはもうあまり見なくなってしまいましたが、他のゲーミングチャンネルの他に、後述(するつもり)のKuvinaさん等の学術系チャンネルや、英語圏インターネットミームもおすすめに流れてきます。この辺のおすすめはそのうち別記事で取り上げたいと考えています。

 そして、ここまでなら単なるゲームの話でキノコそのものとは完全に無縁だったのですが、どういう巡り合わせか自分は 農学徒 になってしまったのです。よく、農学部に進むひとは農家にでもなるの? という誤解があるとかないとか言われますが、自分の専攻分野はれっきとしたバイオテクノロジーですし、これまたどういう運命なのか細菌を扱うところに入ってしまいました。厳密にはキノコが含まれる真菌と細菌とは別物ですが、myco-を冠した学名を持つ細菌はたくさんいます。そういうわけでこのmyce-という要素は自分を二重に象徴する名前となっているわけです。

 ちなみに、このブログ名であるmycelithyl-conidiaのconidiaとは、真菌の下位区分の一つである糸状菌が無性生殖のために作る分生子(無性胞子)というものの英語名です。自分がブログを通してインターネット空間に胞子のように情報を撒き散らす様を想像して付けました。良い名前でしょう? 良いんか? わからん……

-lith の由来

 ここで石に関するオタク語りが出てくると思ったろう? ないんだな、それが。

 一番関わりのありそうなこれ(-lith)が実は一番関わりが薄い。不思議なものです。鉱石とか岩石とかそういうのに全く興味が無いわけではないけれど、ほとんど何も知りません。ではなぜこの要素を入れたかというと、結晶構造の対称性というものが魅力的だからというところにあります。石要素というよりかはむしろ結晶要素・対称性要素とする方が近いです。

 対称性の高い図形が好きです。三次元立体の中では最も対称性の高いプラトンの立体・5種類はもちろん、アルキメデスの立体、カタランの立体、ジョンソンの立体とかいうのもみんな綺麗な形をしているか、興味深い形をしているかしていて、良い……。美しいものというのはこの世に様々ありますが、対称性の美に関してはこういった多面体が一番純粋な形なのではないか? と個人的には思っています。

 昔から対称性はぼんやりと好いていたのですが、特に多面体フェチを加速させてくれたのはKuvina SaydakiというYouTubeチャンネルのこの動画です。このひとは他にも数学に関連するいろんな動画を出しており、取り上げるのはそこまで応用的な題材ではないながらとにかく説明の一つ一つがわかりやすく、リズムよく概観を掴むことができるのでおすすめです。動画の後半で語られるジョンソンの立体・92種類に関しては、全部紹介するのは至難の業でありながら、似た操作で作られる立体たちを巧みにグループ分けすることで網羅しており、情報の分類・整理・系統化・体系化に快感を覚えるオタクとして賞賛せざるを得ません。

-yl の由来

 化学 です。幼少期より一貫して化学に特別な憧れを抱いており、なれるものなら錬金術師になりたい、でもそれはもう叶わないから次点で化学者になりたい、みたいなことを妄想しています。専攻分野は既に化学の本筋から遠ざかってしまっていますが、一応近接しているしセーフ! とか小賢しいことを考えています。

 意外にも化学を題材として扱うYouTubeチャンネルをメインで視聴したりはしていないですね、そういえば……。強いて言うならNileRedのShortsは流れてくるたびに最後まで見てしまうとかでしょうか。化学への気持ちは単なる憧れだったのか、それとも本当に興味だったのか、今後どうなるか見ものですね(他人事)。

 ちなみに冒頭で述べていた、まいせりしるき の「き」はどこから来たのかという話についてですが、これは化学における「基」を指しているわけですね。すなわち mycelithyl というラジカルに対して、「マイセリシル基」という和訳を想定しているというわけです。割とどうでもよい話でしたね? でもこの話をここまで引き延ばすことができましたね、図らずも。ガハハ

その他

 そういうわけで Mycelithyl 。ハンドルネームに自分を象徴する要素を散りばめられるとは、すごいなぁ、と密かに自画自賛しています。まぁ、まだ大事な趣味が含まれていないので、過不足なしとまでは行きませんが。

 音楽 が趣味です。一時期はピアノを弾いており、現在は主に DTM; Desk Top Music で作曲したものを大々的に世に公開する勇気がなくてひっそりとSoundCloudとかに上げて満足しています。完全に満足はしていないかもしれない。デカい空間に薄められて諸々の事象が恐ろしく疎かになった世界観を表現したい。一応ボカロP……です? 重音テト 愛してる。

 聴くのはいろんなのを聴きますが、特に好きな作品が多いシーンはゲーム音楽ボーカロイド、ジャンルで好きなのはアンビエントエレクトロニカ・ジャズとかその周辺です。ポップスもそこそこ。

 バンドを組みたい欲があるものの、それを行う絶好のチャンスを手放してしまったことをずっと後悔しています。また、合作の誘いとか作曲依頼とかがもしあれば、めちゃくちゃ嬉しいですが、あんまり期待はしないでくださいと一応言っておきます。

まとめ

長いな。特にHermitcraftのくだりが無意味に長かった。

 自分は

  • 好きで取り組んでいるもの
    • 農学 (生物学・化学)
    • 音楽 (ピアノ・作曲)
    • 英語圏YouTube (ゲーミング・学術・インターネットミーム)
  • 興味はあるが手を出せていないもの

という感じでやっていることが伝われば何より。

今後の展望

 このブログmycelithyl-conidiaについては、自分でホームページを作ろうとすると凝りすぎて永遠に完成しないけど、twitternote に比べたらもう少し自由度のある記事作成プラットフォームはないかな……? と悩んで辿り着いたものなので、それなりの頻度で更新していけたらと思っています。

 とりあえずはいつかどこかで書いて公開したいと考えている、推し和音語りの構想がメモられているので、それを書き上げることを目標にしていきたいと思います。楽しみにしていてね~

最後に

 これを書いている現時点の時刻は午前2:43です。素直に考えておかしい! 深夜テンションでどうでもいい文字書きをしています。でも長文を書くのが苦手なので深夜テンションに乗っかるくらいしか手段がないのです。ご理解ください。

 そういうわけでどうしようもない駄文だったかもしれませんがここまで読んでいただいてありがとうございます! それでは、また会う日まで。

参考資料

*1:え? 今はXだって? そんなものはパチモンです。Twitterはお星様になってみんなの心の中にいるのです。

*2:このHermitcraftのメンバーに選ばれることはマイクラ実況者として名誉みたいな扱いを受ける程です。とてもすごい。

*3:Hermitcraftではダイヤモンドを通貨として珍しいアイテムや資源を交換する市場システムが採用されているのです。

*4:そう珍しくもない話ですが、Mycelithyl名義以前は別の名前でインターネット跋扈していました。大して黒歴史とかでもないですが逆に取り立てて話す内容も無いので詳細は省きますが……